エンジニアは本当に高収入?

プログラミングスクールやエンジニア転職の広告を見ると、未経験から年収500万!フリーランスで1,000万!など、羽振りの良さそうな金額が並んでいます。
でも本当にそんな高収入を全員が全員、もらっているのでしょうか?結論から先に言えば、そんなわけはありません

たしかにGoogleJapanで研究職やエンジニア、マネージャークラスの人であれば年収1,000万円も超えてきますが、ある意味トップクラスでその金額とも言えます。
ではリアルな話として、日本のWebエンジニアの平均年収・未経験で就職した場合の最初の年収はどれぐらいの金額なのでしょうか?

平均年収は400〜600万円

まずは平均年収からいくと、日本のIT企業で働くエンジニアの平均年収は、約400万円から600万円とされています。

Webサービスエンジニア年収と全体年収の比較グラフ

この金額はあくまで平均値であり、少なくともエンジニア経験5年以上の方が転職する場合の目安だと思ってください。
年齢別の平均年収となると、経験者であれ以下の金額がおおよその相場です。

20代:350万円前後

30代:450万円前後

40代:550万円前後

他の職種と比べた場合、明らかに高い年収とは言えませんが、それでも一般事務職などと比べると50万円以上高い平均年収と言えます。
また、もちろん優秀な人であれば、20代でも500万円以上もらっている人はたくさんいます

年功序列で年収が決まりきった業界に比べれば、若くても年収500万以上!と書かれた広告は決して嘘ではありません。でもその金額は平均値ではなく、努力を続けている経験者の年収であることを忘れないでください。いきなり未経験の方が一社目から得られる年収とは異なります。

未経験がもらえる年収は?

とくに20代で未経験から入社した場合、いきなり400万500万円ともらえるケースは稀です。全体の10%にも満たないのではないでしょうか。
よほど事前にスキルを磨いてでもいない限り、最初は300万円前後からスタートするのが普通でしょう。なにより未経験で年齢も若い内は、最初の転職であまり年収面を重視しない方が得策です。

というのも、年収と与えられる環境は必ずしも連動しないからです。
年収が多少高かろうと、明らかにムダな残業が多く、古い技術を扱う仕事や単純作業ばかりでスキルを磨けない職場に入ってはいけません。

エンジニアの業界では、新しい技術を「モダン」、古い技術を「レガシー」と呼ぶことが多いのですが、後々の年収を考えた時、モダンな技術を学べる環境こそが年収よりもずっと大切です。
なぜなら、モダンな技術を扱えた方が、今後の転職の幅が広がり、条件も良い会社を選べる可能性が高いためです。
技術自体は、レガシーだからダメ・モダンだから良い、なんてことはありません。レガシーだろうが、安定して稼働しているなら良いシステムです。

でもあなたのキャリアを考えた時、職歴を重ねた二社目以降の転職時に、より良い年収・環境を目指すには、モダンな技術を扱えた方が有利と言えます。
やはり、新しい技術を扱える人材の価値の方が、市場では高く評価されるからです。

長い目で見たキャリア戦略を

年収はとてもわかりやすい基準です。でもたった数年・数十万円のために未来を切り売りしてはいけません
これから10年20年後、IT業界は今よりもさらに人工知能などの新しい技術が増えているでしょう。

そんな時に、古い技術にしか対応できない人材になってはいけません。長期的な視野を持って自分の価値を最大化する術を考えていってください。
未経験としてエンジニア就職した後のスキルアップについては、下記の記事も合わせて見るのをオススメします。