資格取得で転職は有利に?

これからエンジニアになって働きたいと考える時、資格って必要なの?と考えるかもしれません。
書店にいけばわかるとおり、IT関係の資格は数多く存在します。プログラミングスクールによっては、うちは資格取得が得意です!とアピールしているところもあります。

スクールが資格を奨励することもあるってことは、やっぱり資格があると就職に有利に感じられるのではないでしょう。このページでは、IT資格の種類やそのメリットの有無についてまとめていきます。

資格は必須ではない

まず結論からいえば、エンジニアになるために資格は必須ではありません
例えば、弁護士や医者となれば資格がなければ絶対にその職につくことはできませんが、エンジニアの場合、特定の資格が就職において必須となることは一切ありません

では、転職の時のアピール材料になったり、資格手当がもらえるなど、メリットが生まれることはあるのでしょうか?
それは、IT企業の大きな区分である「SIer」か「web系」かで異なってきます。

SIerだと資格がメリットになることも

「SIer企業」とは、大企業や官公庁から発注を受けたシステムを作る会社を指します。
日立・NEC・富士通など聞いたことがある、昔から有名なIT系大企業=SIerと思えばさほど大きくは外しません。

仮にSIer企業で働くとしたら、資格の取得がメリットになることは十分にあり得ます
IT系の資格は大きく分けると「国家資格」と「ベンダー(民間)資格」の2つになるのですが、特に特定のベンダー資格を取得していると、資格手当がもらえるケースがあります
ベンダー資格も数多くの種類があり、例えば以下のものがあげられます。

マイクロソフト認定資格

オラクル認定資格

AWSなどクラウド公式認定資格

システム開発には多くのソフトウェアが使用されますが、その提供元であるベンダーが、あなたはうちのソフトウェアを適切に操作・管理できる知識がありますね、と認定するのがベンダー資格です。
SIerの場合、ベンダー資格を持った従業員がいると「今回開発するシステムに必要なソフトウェアの専門知識を持ったエンジニアをうちはこれだけ雇っています。」とアピールができます。
そうすると、受注競争で有利になったり、開発費をより高く見積もれるといったメリットがあるため、会社は資格取得を従業員に推奨しています。ですが就職で有利になるために、個人で資格の勉強をするのは、中々選択が難しい面があります。

実務に生きるレベルの資格は当然難易度が高く、受験料数万円・受講料数十万円と高額です。
また当然会社ごとに、推奨する資格は異なりますので、この資格さえあればどの会社でも通じるというものはありませんので、どちらかというと就職したあとにその会社で資格取得の支援制度を活用し、取得していく方がスムーズでしょう。

Web系だと資格のメリットはほぼ無し

「web系企業」とはいわゆるインターネットサービスを提供する会社のことです。
GoogleやYahoo!、Facebook、メルカリなどをイメージすると良いでしょう。

このようなweb系のIT企業では、資格を重視されることはほぼありません
SIerの場合は、エンジニアが資格を持っていることで、仕事の受注金額があがるなどメリットがありましたが、web系企業の場合はメリットがないからです。web系企業の場合は、そのサービスがどれだけ利用されるかだけが重要です。

Yahoo!のサービスを作るエンジニアがたくさん資格を持っているからといって、私たちユーザーは「じゃあGoogleでなくYahoo!を使おう。」とは思わないですよね(笑)
エンジニアが資格を持っているからといって、競合優位にならないので重視されることはありません。

とはいえ、その会社で使われている技術に関する資格であれば、技術力の指標には一応なります。
例えばLinux系の資格として有名なLPICなどであれば、インフラ技術を真面目に学習しているのだな、程度の指標にはなりますが、資格よりも現場での運用経験や制作実績の方が圧倒的に重要視されるでしょう。
特に当サイトでオススメしているプログラミングスクールは、基本的にweb系企業への就職を目指すものですから、あえて資格取得に時間を割く理由はありません。現場で生きるスキルを集中的に学び、効率的に就職への道を歩んでいきましょう。